背が高い事は日常生活では良い事が無い
背が高いという事には普通に生活する上で良い事は殆ど無いなあ、と過ごしてきました。
他人からは決まり文句のように「高いところの物にすぐ手が届くからいいですね」と言われます。
もうその言葉を聞くと「ああ、またか」とうんざりしたものです。
まあ「格好良いですね」とも言われますがこれに関しては悪い気はしませんけど。
何はともあれ物心がついて集団生活をしなければならなくなってからというもの、並ぶといつも一番後ろでした。
男の子からは当然敬遠されるので思春期の頃はもう姿勢を正して歩くという事が出来なくなりました。
いつも背中を曲げてうつむき気加減です。
171センチの身長ですがそれがたまらなく嫌でした。
しかしそんな私を母親はいつも励ましてくれていたのです。
「何も恥ずかしい事じゃないのだから胸を張って堂々としていなさい。いろいろ言う人は言わせておけばいいのだから。羨ましがってるだけよ」と。
私はそんな母の想いが大人になるにつれ理解した。
私がこの身長で悩んでいる事は母をも気にさせる事になるのだ、と思いました。
今でも全く気にならないわけではありませんが母への想いが私を割り切らせてます。
今では二人、冗談で「背が高いって可愛げが無いね」と笑い合ったりもできるようになっています。



